fairy3 空の物語 上

『優空!いい加減私の言うことを聞きなさい!陽菜なんて庇ってたら、プライドを――』

「お前も、陽菜を置いて逃げろって言うのか!」

俺はクレールを睨みつけた。

『そ、そうは言ってないわよ……』

「言ってなくても、お前が言っていることは、プライドとなんら変わりない!」

『……』

陽菜は苦しそうに俺の服を掴んでいた。

「陽菜は、俺が守るんだ!」

俺は近くの病室に駆け込む。

『優空、はっきり言うわよ』

「……なんだ?」

俺は低い声でクレールに聞き返す。

『今の貴方じゃ、リンクは不可能よ』

「え……」

クレールの言葉が重く俺の中で響いた。