間者である斎藤と縁を心配して

残ると言い出したのだ



「斎藤君と広瀬君は、間者の疑いで
とっても困ってますの
3人まとめてそちらにお返しします
それならいい?」



「はい」




藤堂が返事をして、近藤らと

3人の新選組への帰還方法を伊東が

提案している途中





「すみません
俺の話は、なかったことにして下さい
御陵衛士に残ります
あと……先に帰ります」


「ちょっと待て!!おい!!」


篠原が止めるが、縁は退室した




追い掛けようとした藤堂を伊東が止めた



「広瀬君は、大丈夫よ
さて!2人の帰還ですが」


「俺も残る!!」


「……俺も」





結局、帰還の話は、なくなった





宿舎に戻り、伊東が縁の部屋へ



「ごめんなさいね
力になれなくて……」



「俺こそ……邪魔してごめん」



「全員を集めて話をします」









広間に全員集合






「広瀬君を私の小姓にします
今後、間者だと影で言うことは禁じます」