【ねぇ、運命って信じる?】




「ねぇミッキー!
今日カラオケ行こーよー放課後!」

「他の女の子誘えば?この女たらし」

「酷いよー♡」

「……懲りないヤツ」

「何?剣太もカラオケデート行きたいの?」

「るっせェェ!誰がこんな女と!」

「頭踏みつぶすよ?(黒笑)」

「スミマセンデシタ」


朝から元気なのが
イツメン(いつものメンバー)の
長所なのかな。


剣太と祐翔が非常にうるさいのが
とっっっても気に入らないけれど。


っていうかカラオケ“デート”って何よ。


あんた いつ私の彼氏になったんだ。


今日も私はブラックに
接してまーーす♡←



「美紀ちゃんカラオケ行こうよ。
オレも歌いたいし」

「健太行くの!?」


その時の美紀のキラキラおめ目は
その辺のハゲ頭フラッシュより
輝いていただろう。


君は知らないのかい?

健太は超超超超超(略)歌が
上手いんだよっ!!


歌も上手くて勉強出来てスポーツ出来て
カッコよくて身長高くて優しくて……


まさに王子様よねー。
誰かさんとは大違い。


「……おい美紀。今、心の中で
悪口言わなかったか?」

「イイエ。ワタシハ イイコデス」

「蹴り飛ばすぞ こんちくしょう!」

「ダメダメダーメ!剣太、
ミッキーに触りすぎだよっ!」

「さ、さわっ……!」

「うーわ、変態!」

「黙れ健太」

「破廉恥いいいっ!!」

「「龍も黙れ!!」」


なぜ顔を赤らめるんだ龍←


あれ?


カラオケの話どうなったの?(笑)


と思ったので祐翔に聞いてみた。


「じゃあミッキーと僕と……しょうがない、
ケンタッキーズと龍と隆也も“仕方なく”
連れてってあげるよ」

「……ねぇ美紀ちゃん。なぐ」

「ダメだから健太!殴っちゃダメー!」



作者から美紀たちに一言。



朝から うっさい!!!