梨乃「結実を傷つけるようなことしたら……許さないから。あんた、雷龍が潰れることは多分結実は望んでない。ただ、あんたらを信じられないだけ。……もし記憶が蘇ったら……人間恐怖症になりかねないから……。余計なことしないでね。」

ははは……俺らはどんだけクズなんだ。
でも……雷龍が潰れることをのぞまないなら……
守るしかない……。


優「……。」


俺らは俺らなりに…頑張らないとな。

まずは……


「香波を呼び出せ。……和樹。」

和樹「……はいはい。」

「陽斗は情報をもっと……」

陽斗「今さらそんなことしても遅いよ。僕らはとっくに情報集めてたから。これでも読んどけば。行こ。奏。僕あのこに会いたくない。」

奏「……あぁ。冬羅は……香波を真っ先に信じたしな。俺も…あいつには会いたくないから。もしなんかあったら呼んで。直ぐくるから。」

……陽太は……結実が好きだったもんな。

追い出した後の陽太の顔は……忘れられない顔だった。