奏「は??」

結実「……え?雷龍の姫……雷姫?嫌だ~!縛られたくない!何を言ってくれるんだい!私はぜーったいに嫌だ!無理だ!他あたれっ!お兄ちゃんのばか!最低!この、シスコン野郎!」

……八つ当たりを……兄にするのかよ。
最初の方……俺あてだったよな?

「てことで、お前は今日から俺の彼女な。」

結実「は??無理。私、あんたの事好きじゃないし。」

「お前が昨日倒したの、毒薔薇って言う……族だったんだよ!狙われるぞ?」

結実「……狙われるの怖くない。別にさ、大騒ぎして欲しくない。」

奏「ちょっ!結実……怒るなよ。」

結実「……。信じてくれるなら別にいいけど?」

「信じるよ。俺らは。お前よ。」

結実「なら、良いよ。あと彼女は嫌だからね?でも、梨乃に言うね!」

梨乃は……結実の親友か……。親友も姫にすべきか?……まぁー、良いか。


それから結実は……姫になった。