瑠璃「……そうなの。ごめんね。奏君……」


「瑠璃姉!!」


瑠璃「この子は狙われやすい子だったの。だから、小さい頃、お母さん同士がなかが良かった、加野さんのお宅に預けたのよ。中学生まで。でも、お二人とも亡くなってね。暫くして、結実が繁華街にいて……家族に戻ったのよ。そして、戻って一年がした頃に、全ての真実を話したの。」




奏は……黙ったままだった。

そうだよね……。妹だと思ってた人が……

あかの他人だったなんてね……。