『スグ帰レ 連絡シロ』 というメールを社食で見た瑞季は、電報か、と思う。 いや、そんなもの受け取ったことはないのだが。 まだ結婚式もしていないし。 未里め、暇だな、と思いながら、スマホをポケットにしまうと、前の席に居た笙が、 「誰? 彼氏?」 と訊いてきたあとで、 「ああ、そうか。 彼氏はないよね」 と余計なことを言いかけ、社食の中を見回そうとする。 ゴツッとテーブルの下で蹴った。 はいはい、と笙は黙る。 みんなが居るので、エレナも追求することなく、知らん顔をしていてくれた。