だが、長く神田に付き合ってもらうのも悪いので、震える指で、1.5倍にしてみた。
気の短い了弥が居たら、3倍速にしろっ、と叫ぶところだろう。
0213
0214
0215
「誰も映ってないじゃん」
と神田は言うが、いや、朝日だとて機械ではない。
そこまで正確に覚えてはいないのでは。
時計を見たのは、ロビーじゃなくて、部屋を出た直後だったのかも、と思ったとき、エレベーターの扉が開いた。
男だ。
赤いチェックのシャツをTシャツの上に羽織ったラフな服装をしている。
二人とも沈黙した。
瑞季の指が無意識のうちに、倍速を解除していていた。
実は1分という時間はとても長い。
……
0216
ようやく時間が変わる頃、男はロビーを出て行った。
「相楽さん、しっかりっ」
ちょっと意識がふらっと来て、椅子から落ちそうになってしまった。
気の短い了弥が居たら、3倍速にしろっ、と叫ぶところだろう。
0213
0214
0215
「誰も映ってないじゃん」
と神田は言うが、いや、朝日だとて機械ではない。
そこまで正確に覚えてはいないのでは。
時計を見たのは、ロビーじゃなくて、部屋を出た直後だったのかも、と思ったとき、エレベーターの扉が開いた。
男だ。
赤いチェックのシャツをTシャツの上に羽織ったラフな服装をしている。
二人とも沈黙した。
瑞季の指が無意識のうちに、倍速を解除していていた。
実は1分という時間はとても長い。
……
0216
ようやく時間が変わる頃、男はロビーを出て行った。
「相楽さん、しっかりっ」
ちょっと意識がふらっと来て、椅子から落ちそうになってしまった。



