「いいじゃん。
なんでも言うこと聞いてあげるから、名前で呼んで」
ええーっ? と瑞季が困ったような声を上げる。
声が反響しているが、何処からかけているのだろうな、と思った。
「言って」
「れ、玲くん?」
……なんか満足だ。
子供のときにも呼んでもらったことないのに。
『あのね、神……玲くん、頼みがあるの。
ちょっと付き合って』
と瑞季は言ってくる。
瑞季があの可愛い顔で、お願い、と手を合わせている妄想が浮かんできて、つい、ほいほい言うことを聞きそうになる。
だが、そこは、ぐっと堪えて、
「頼みってなに?」
と訊いてみた。
『あの夜の相手は自分だって、朝日くんが言ったの』
えっ? そんなはず、と言いそうになる。
いや、朝日の可能性もなくはないが、自分は違う相手を想定していた。
瑞季の性格から言って、それ以外ないと思っていたのだが。
なんでも言うこと聞いてあげるから、名前で呼んで」
ええーっ? と瑞季が困ったような声を上げる。
声が反響しているが、何処からかけているのだろうな、と思った。
「言って」
「れ、玲くん?」
……なんか満足だ。
子供のときにも呼んでもらったことないのに。
『あのね、神……玲くん、頼みがあるの。
ちょっと付き合って』
と瑞季は言ってくる。
瑞季があの可愛い顔で、お願い、と手を合わせている妄想が浮かんできて、つい、ほいほい言うことを聞きそうになる。
だが、そこは、ぐっと堪えて、
「頼みってなに?」
と訊いてみた。
『あの夜の相手は自分だって、朝日くんが言ったの』
えっ? そんなはず、と言いそうになる。
いや、朝日の可能性もなくはないが、自分は違う相手を想定していた。
瑞季の性格から言って、それ以外ないと思っていたのだが。



