うっかり姫の恋 〜部屋の鍵、返してくださいっ!〜

 神様、やっぱり、この人おかしいです、と思っていると、朝日は話題を変える。

「そういえば、相楽さんは、あんまり和食は食べなかったけど、好きじゃないの?」

「ううん。
 和食バイキングも好きだけど。

 今日はパンが美味しそうだったから」
と言うと、

「そうなんだ?
 和食だけの美味しいところがあるんだよ。

 今度……」
と言いかけやめる。

「なに?」
と言うと、いや、やめとく、と言う。

「言ったじゃない。
 僕、女の子にのめり込むの嫌なんだよね」

「……今の話題、朝食バイキングだよね。
 朝食バイキングにのめり込んでるって話なんじゃないの? それ」
と言うと、朝日は、はあ~? という顔をしたあとで、

「ほんっとうに相楽さんは困った人だね。
 わかったわかった。
 了弥の気持ちがちょっとわかったよ」
と言ってくる。

 なんなんだ……。