手術台に寝そべっていた三人が目覚めたようだ。
「紗由理!生きてた…………よかった」
この寺井くんの安堵の言葉はすぐにかき消されることになる。
「え?なにこれ見えない!動けないどうなってるのよおおぉおっ!!?」
目隠しと手足の拘束に気付いた三人が叫び声をあげながら暴れ始めたのだ。
三人の悲鳴がモニターから流しだされる。
「なんだよこれ!助けてだれか!だれか!」
「離してよぉ!いやあああああああ」
起きたら身体の自由を奪われ、視界も塞がれている。
想像なんてできないけれど、その状況はこの上ない恐怖で満ちたものであることは疑いようもなかった。
「くそ!紗由理!紗由理ぃ!」
暴れる三人を見つめる僕らの感情も濁り始めている。
「いやあああああああ!
…………え?だれ?」
眞木さんがふいに肩をびくっと揺らした後、首を少し左に傾けてそう言った。
その方向から人影がゆっくりと現れた。



