暗幕の向こう側から聞こえていた犬のような唸り声の主。 その信じられない正体に僕らは驚くことしかできなかった。 「人間じゃねぇかよ」 「どうなってんだよぉおおおおっ!?」 そこには目をアイマスクによって塞がれ、裸で四つん這いにされた男性の姿があったのだ。 それを見た小野さんが嗚咽混じりの小さな悲鳴をあげたことに、隣にいた原田さん以外気づいていなかった。 小野さんはそのまま何かに怯えるように後ずさりをして壁際まで下がり、身体を小さくしてガタガタと震えだす。