『何、峰葉って奴はまだそんなバカなこと言ってるの?』


「………バカは失礼だってば、燈桜」


『えー。そいつのせいで七波が家に帰ってこないなんてやだよ』


燈桜と歩積は、私が神凪さんの家に通い始めてから、不満たらたら。


「……うーん。今度一緒に神凪さんの家に
行かない?」


そう言ったけど。



『『病んでる面倒くさい妖怪はごめんだね』』


ふたりしてそう言うので、
私一人でいつも通っている。