峰葉は歩けるまでに回復した。 でも、元気になった分。 神凪さんの傷は、 隠せないほどに増えていった。 「……神凪さん、やっぱり、 峰葉を私の家に連れて行きます」 そう言ったけど。 「いいよ。大丈夫だから」 『大丈夫』の一点張りで、神凪さんは峰葉を家に置いてくれる。