「親友の立ち位置って、どこだろね」 亀井さんは、そう言ったあと、 「ごめん、変な話しちゃった。 忘れてね」 そう言って帰っていった。 七波。 君は一体。 何を見て、思って生きてきたのだろう。 俺は君のことを、何も知らない。