妖怪なんて見たくない!



この場合。

殺されないほうがよかったなんて、
言えない。


だってお屋敷にいれば、
蘭や深月くんに恨まれてしまうから。


いくら命令されたからって、
手を下してしまったのは、その子。


やり方だって、
それしか思いつかなかったんだろう。


小さい頃の蘭や深月くんと一緒に遊び続けるくらいの心が幼かったなら。



「……………それは本当ですか?道元さん」


私は、道元さんを見る。



「………………そこの狂人の、妄言だ」


真顔で、そう答える道元さん。