呼んでも返事は来ない。 彼の顔が首元に近づく。 髪が頬に当たってくすぐったい。 「ふふっ。くすぐったいよ岸本くん。」 つい声に出して笑うと、岸本くんが耳元で言う。 「少しだけ我慢して。すぐ離れるから。」 さらに力が入った腕が締め付ける。 ん?いや待てよ。 確か岸本くん、麗華さんいたじゃん!!! これって傍から見たらこ、こここ…恋人がするような事で…でも岸本くんには麗華さんが… はっ!もしや、これが、世に言う浮気!?