「みんな、またねっ!」 「うん、元気で!」 「高校行っても忘れんなよ!」 最後に思い思いの言葉を言って、卒業パーティはお開きになった。 雨はまだ大粒ざんざん降ってる。 未戸香は頭の上に両手を乗せて走る。 と、公園の前に通りかかる。 「え…なんで…」 そこには、数時間前と変わらずブランコに乗っている岸本くんがいた。 こんなに雨降ってるのに何やってるの? 乃戸香はブランコの近くまで来ると、陽一に話しかけた。 「雨、降ってますよ?」