『困った事があったら、俺に言えよ』

不意にあいつの声が、言葉が横切った



私の幼馴染み。


泣き虫な私を、強がりだけど本当は弱虫な私を一番に理解してくれた、大切にしてくれた大好きだった人。


中学3年の冬の日に、喧嘩をしてそれっきり。

高校も違うからもうしばらく会っていない。


あの時、喧嘩何てして無ければ。

一緒の高校に行けたなら。

こんな辛い想い何てしなくて済んだ?

今まで誰にも言えなかったこの事を貴方に話せた?



もう、解らない。