グランド出ると、私はもうクセなのか先輩を探していた



探してどうなるわけでもないのに…




だけど見つけてしまうのはやっぱり好きなんだって思った




先輩は掃除当番なのかホウキを持って一階の廊下を友達とふざけあいながら掃除していた




先輩もこちらに気付いたのか、少し視線を感じながらグランドを歩いていく



行き先は…図書館かな?





なんとなくやって来た図書館は、放課後すぐと言うことだけあって生徒が数人いた




三人適当な近い位置に座ってなぜか絶えきれない話しを続けた




気付けばもうすっかり夕方だった




「いけない!」




弥生が時計を見て立ち上がった、
もう、6時前だった。