「どしたの?」



何もしらない茜が焦った弥生を不思議そうに見つめた




その時……


ガラッ………




図書館の扉が開いて、現れたのは




「鈴木…先輩…」


だった。




「…ちょっと…いい?」




扉に手をついて、少し息の上がった先輩は、きっととっても急いでたのか制服の着方がとても雑だった




「ちょっとと言わず
一晩どうぞ!」



弥生がふざけて言うと、茜も鈴木先輩も真っ赤になった




「……はい」



少し早足で図書館の扉に向かって歩く



図書館を出て、扉を閉めると鈴木先輩は大きくため息をはいた



「!?、どしたんですか」



「え?……いや」