「そ、そういえば、電車の中とかホームとかで女の子達がずっと翔空の事見てたね」 さすがイケメン王子さま。 「あー……あんなの序の口だよ。もっとめんどくさい」 なぜか本当に嫌そうな顔で言った翔空に、あたしはキョトンと目を瞬かせる。 ……なにかあるのかな? 「とにかく行こー、シキ。あ、俺から離れちゃダメだよ?危ないからね」 「え?危ない?でも、もう学校だよ」 「学校だから危ないの」 わけがわからない。 はて、と首を傾げるあたしの手を引っ張って歩き出した翔空に慌ててついていく。