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────朝の4時。
まだ冬の空は真っ暗なのに、目が覚めたあたしは、家の前の公園でただボーッと空を見上げていた。
「こんなに星がたくさん……」
それは何度見ても綺麗だと思うけれど。
心にぽかっと穴があいたように、全ての星が悲しく光っているように見えた。
夜空を見上げる度に思い出すのは、翔空との約束。
星のたくさん広がる、こんな夜空の下に、ふたりきりで夏の大三角を見に行くこと。
……こんなに悲しい星達、見ているだけでも辛くなってくる。
ねえ、キミ達がそんなに悲しい輝きなのは、あたしの心が悲しんで、泣いているから?
こんなにも苦しくなるのは、自分の心に嘘をついているから?



