キミと初恋、はじめます。







翔空side



「ちょっと翔空、いい加減にしなさいよ」


「せめてなんか食べろよな」



夏と祐介の心配する声が聞こえてくるけど、食べ物なんて喉を通るわけがない。



あの瞬間……


あの手紙を見た瞬間……


心がなくなった気がする。




何が書かれていたかって?



何も書かれてない。



ただ……




〝…全てを捨てて、あたしはあたしの居場所に戻ります。今までありがとう。それからごめんね…〟




それだけ。