キミと初恋、はじめます。



『やっぱ、シキも連れてくるべきだった。5日も会えないなんて耐えられない』



深い溜息をついてそう言った翔空に、あたしはくすっと笑った。



「あたしも、翔空に会いたいよ」



自分でも無意識なくらいに、テンションが低かったらしい。(なっちゃん説)


皆でクレープ食べて、カラオケでたくさん歌ったら大分元気になったけど。



『シキー』


「ん?」


『ちゅーしたい』


「っ…へっ!?」



と、ととと突然なにを!?


やっと引いてきたと思っていた顔の赤みが、みるみるうちに元通りになる。



あたしの反応が面白かったのか、電話越しに翔空が吹き出した。



『慌てすぎ』


「翔空が変なこというからでしょ!」



恥ずかしくて言い返すと、翔空はまた笑って小さく息を吐いた。