「翔空は、なんていうだろうな」 「……そればっかりは」 「翔空の考える事は、長い付き合いの俺らでも理解し難い所があるし…」 マイペースにスースーと寝息を立てて眠る翔空と、翔空に寄りかかって眠る詩姫。 誰も気づくはずもないが、もうこの時から……少しずつ少しずつ…… カラカラと回っていた歯車が、いびつな音を立て始めていた…────