キミと初恋、はじめます。



「あんな大勢の前であたしの歌……」


考えただけで泣きたくなってくる。


「あんなに透き通った声出せんのなんて、シキちゃんくらいだろ」


「才能よ、この子の」


「なっつん母親っぽいな」


「や、やめてってば……!」



ちなみに会話に入ってこない翔空は、いつものごとくお昼寝中です。


あぁ……あたしも寝ようかな。


なんか眠いし……


「ふぁ…」


程なくして、あたしはそのまま眠りに落ちた。