キミと初恋、はじめます。



────…キーンコーンカーンコーン…


ん?



突然流れた学園内放送を知らせるチャイムに、あたし達は一斉に顔をあげる。



『えー、星凜学園祭へお越しの皆さまー。星宮翔空からお知らせです』



「えぇぇぇっ!?翔空!?」


「なにやってんだ…あいつ」


「…さすが理事長の息子。やる事が早いなー」



まさか翔空、放送室に行ってるの!?


いつの間に……



『んー、敬語めんどくさい。いいや』



いやいや、良くないよ!


これ校内も校外も流れてるからね!?



あたふたするあたし。


祐介くんは頭を抱え、お兄ちゃんは爆笑していた。



い、いったい何をお知らせするつもりなの?


何故か動悸がしてきて、めまいを覚える。


ま、また翔空のマイペースだろうか。