花のアーチをくぐり抜け、見えてきたのは沢山の花が咲き乱れている花園。
そんな中、真っ先にあたしの瞳を吸いつかせるようにひきよせたのは、この広い花園の中心にある……柱で出来た東屋のようなもの。
その柱は、わずか50センチほどの感覚で円形にたっていて、きっちりと屋根までついている。
柱で囲まれて中は見えないけど、その柱の一本一本が光に反射してキラキラしていて。
中はどうなってるんだろう……と引き寄せられるように足を進める。
まるで小さな隠れ家のようになっているその場所は、1箇所だけ人が2人通れるほどのスペースが空いていた。
入口、かな?
興味本位で、ひょこっと中を覗いたあたしは、そのままの体勢で固まった。



