君に、最後の長いためいきを

何となくそのまま連絡を取れずに日常が始まってしまって、彼女とのこと全てには、整理が追いついていない。


ある日、仕事から帰ると、錆びた郵便受けに結婚式の招待状が来ていた。


行こうかな、と思った。


……この恋はまだ醒めていない。


俺があいつを諦めきれていない。


でも、だけど。


この恋は終わらせなければいけない。


行こう、と思った。


ボールペンを握る。


……行こう。


行って、お幸せにって祝って来よう。


大丈夫だ。


幸せそうな笑顔を、見たら。


あいつが選んだ相手の隣で、嬉しそうに笑っているのを見たなら、きっと。


俺は、この長い恋の終わりを見つけられるだろう。