呑み会の会場になっていた地下の店に行くと、既にかなり出来上がっていたみんなが、わっと拍手で迎えてくれる。
「こちび様、お疲れ様ーっ」
微妙に韻を踏んでるな……。
「こちび様、ごちそう様ーっ」
ありがとう、ありがとう、となにやら、酒のせいもあり、盛り上がっているみんなに握手させられた。
「いい台だったな。
此処払っても余るな、これ」
「一発デカイ台だったからな」
と徳田と彰人が後ろで話していた。
「はい、王様の席にどうぞ」
と奥の席に彰人とともに座らされる。
あのときの、罰ゲーム思い出して嫌なんだが、と思いながらも、みんなで呑んだ。
「なんだ、盛り上がってるな」
と菅野たちも遅れてやってくる。
「おう、菅野。
こちび様が、スロットで当てられて、今日はこちび様のおごりだ」
と徳田が言う。
こちび様ってなんかおかしいし。
もともとは彰人さんのお金ですからね、と思っていると、菅野が、スロット~? と眉をひそめて言い、こちらを睨む。



