私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~

 千鶴の後ろから彰人が入ってくる。

「土産だ、こちび」
と彰人は可愛くラッピングされた箱を突き出してきた。

「あ、ありがとうございます」

 なんだろう。
 気のせいかな。

 今、芹沢さんの顔を見た瞬間、ほっとしていた。

 いやいやいや。

 会いたかったとかないから、と思いながら、ソファから降りる。

「お茶でも淹れます」
と言うと、彰人は、悪いな、と言う。

「帰ってたんですか?」

 確か、今日会社には来ていなかったが、と思い、問うと、
「いや、今、帰ってきた」
と言う。

 ええーっ。
 じゃあ、直にうちに来たんですか? まさか。

「……付き合ってるみたいじゃないですか」
と言うと、

「付き合ってるんだろ?」
と睨まれる。

 ふーん、と腕を組み、見ていた千鶴が、
「座ってなさいよ。
 私がお茶を淹れてあげるから」
と言ってくる。

「えっ?
 お姉ちゃんが?」