私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~

「そうか?」
と言いながら、更に引き寄せ笑う。

「なんか猫っぽいが」
と彰人は小春の柔らかな髪を撫でてみている。

 間近でっ。
 間近で笑わないでくださいっ。

 そんなことしながらっ。

 強く腕をつかまれたまま、小春は叫びそうになる。

 美形というのは、なんという恐ろしいイキモノだろう。

 呪っているのに、くらくらしてくる。

「猫だから連れて寝よう」
と彰人は小春を抱き寄せた。

「やっ、やめてくださいっ」
と思った小春は辺りを窺う。

 どうしよう。

 睡眠薬を飲ませる。
 撲殺する

 ……睡眠薬は、今、ないな。

 じゃあ、撲殺する。