私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~

「まあ、泊まってけ。
 今更、ガタガタ言っても仕方ないだろう。

 此処までノコノコ付いてきたお前の手落ちだ」

 いや……そりゃそうなのかもしれませんが、なにやら、断る隙もなかったというか、とじっと見つめていると、

「お前は捨てられてた猫か」
と言ったあとで、彰人は、わかったわかった、と言う。

「じゃあ、普通に泊まっていけ。
 空いてる部屋もあるから」

「えっ。
 ほんとですか?」

 さすがモテる男はすぐ引き下がるな、と思っていた。

 幾らでも替わりが効くからだろう。

 ……そう思うと、ちょっとムカつくんだが、と思っていると、
「じゃあ、先に風呂使っていいぞ。
 俺はちょっと眠くなったから、仮眠してる」
と言ってきた。

 いや、仮眠を取られるほど、私の風呂は長くはないんだが、と思ったが、この人がいつも一緒に夜を過ごすような人はみんなお風呂長いのかな、とちょっと思った。