一瞬、どきりとしてしまったが、
「他のうるさい連中にしたら、後が大変そうだろ?
でも、お前なら、後腐れなさそうだから」
と崩れ落ちそうなことを言ってくる。
もう決めた。
呪うだけでは駄目だ。
そんな、いつどうなるかわからないようなもの。
……この男はこの手で葬らねば。
と小春は、中央のグラウンドピアノの前にある花瓶とか、カウンターにあるガラスの重そうな灰皿とか、今、すぐ側にあるフルーツ用のナイフを見た。
「……お前の視線を追うのが、なんだか怖いんだが」
わかったわかった、と馬でも落ち着かせるように両手を挙げ、彰人は言った。
「要するに、好きでもない相手に、勝手にされたのが嫌だって言うんだろ?」
そう言われ、小春は頷く。
「一生の思い出になるはずだったのにとか思ってるんだろ?」
と彰人は、鼻で笑ってくる。
そりゃあ、貴方様のようなお方には、なにが初めてでもたいしたことじゃないかもしれませんけどねーっ、と思ったとき、彰人は腕を組み、見下すように、こちらを見て言ってきた。
「じゃあ、お前、俺と付き合え」
「は?」
「付き合ってる相手にされたんなら、オッケーだろうが」
「他のうるさい連中にしたら、後が大変そうだろ?
でも、お前なら、後腐れなさそうだから」
と崩れ落ちそうなことを言ってくる。
もう決めた。
呪うだけでは駄目だ。
そんな、いつどうなるかわからないようなもの。
……この男はこの手で葬らねば。
と小春は、中央のグラウンドピアノの前にある花瓶とか、カウンターにあるガラスの重そうな灰皿とか、今、すぐ側にあるフルーツ用のナイフを見た。
「……お前の視線を追うのが、なんだか怖いんだが」
わかったわかった、と馬でも落ち着かせるように両手を挙げ、彰人は言った。
「要するに、好きでもない相手に、勝手にされたのが嫌だって言うんだろ?」
そう言われ、小春は頷く。
「一生の思い出になるはずだったのにとか思ってるんだろ?」
と彰人は、鼻で笑ってくる。
そりゃあ、貴方様のようなお方には、なにが初めてでもたいしたことじゃないかもしれませんけどねーっ、と思ったとき、彰人は腕を組み、見下すように、こちらを見て言ってきた。
「じゃあ、お前、俺と付き合え」
「は?」
「付き合ってる相手にされたんなら、オッケーだろうが」



