「階段でも、お前を抱き締めてたじゃないか」
と言われ、
「あれは、私がすがりついたんですよ。
……そういうことしそうにない人だったから」
と言う。
彰人は溜息をついたあとで言った。
「なるほど。
井川は悪くないな……。
お前が隙だらけなんだ」
「……井川さんは、隙はないって言ってくれましたよ」
と何故か襲った井川の言葉を盾に、いじけたように言ってみた。
彰人は横目にこちらを見、
「隙がないなら、なんで、襲われる事態になるんだ?」
と冷たく言い放つ。
「あの~、彰人さんと居るようになってから、色気があるようになったからって言われましたよ」
「……なにちょっと嬉しそうなんだ」
「す、すみません。
そんなこと言われたことなかったので」
「いや、俺は前から、お前にも色気はないでもないでもないなと思っている」
「……その程度ですか」
っていうか、それ、ないってことなんじゃないですか? と思いながら聞いていた。
と言われ、
「あれは、私がすがりついたんですよ。
……そういうことしそうにない人だったから」
と言う。
彰人は溜息をついたあとで言った。
「なるほど。
井川は悪くないな……。
お前が隙だらけなんだ」
「……井川さんは、隙はないって言ってくれましたよ」
と何故か襲った井川の言葉を盾に、いじけたように言ってみた。
彰人は横目にこちらを見、
「隙がないなら、なんで、襲われる事態になるんだ?」
と冷たく言い放つ。
「あの~、彰人さんと居るようになってから、色気があるようになったからって言われましたよ」
「……なにちょっと嬉しそうなんだ」
「す、すみません。
そんなこと言われたことなかったので」
「いや、俺は前から、お前にも色気はないでもないでもないなと思っている」
「……その程度ですか」
っていうか、それ、ないってことなんじゃないですか? と思いながら聞いていた。



