私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~

 



 彰人の居ない週末、小春は家でぼんやりしていた。

 千鶴も今日は予定はないらしく、二人で、ぼーっとしていた。

 だが、昼前頃、小春の携帯に電話がかかってきた。

 彰人さんっ? と思って、なにをするにも側に置いていたスマホに飛びつく。

 だが、電話の主は、井川だった。

 麻里奈に番号を聞いたと言う。

『小春ちゃん、ちょっと出てこない?』

 彰人が居なくて、暇なんだろう? と言ってくる。

 井川と個人的に出かけたことはないので、なんとなく、緊張してしまう。

『それとも、彰人、もう帰ってきた?』
と問われ、不機嫌に、

「いいえ」
と言うと、井川は笑い、

『憂さ晴らしするなら付き合うよ』
と言ってきた。

『彰人が付き合ってもいいって言ってたしさ』
と冗談のように言ってくる。

 同じように冴えない顔で、ぼんやりテレビを見ている姉を見ると、今の私もこんな顔してるのかなあ、と思い、
「そうですねえ」
と答えていた。