私、あなたを呪ってマス! ~こちびOLと凶悪な先輩、芹沢彰人の日常~

「……俺もさっきから、電話を待ってるからだ」
と白状する。

 花音は、ハンモックの中の携帯を見つけ、笑っていた。

 好きなのかもと自覚する前なら、幾らでも誘えたし、触れられた。

 なんだか矛盾している、と花音が去ったあと、ひとり目を閉じる。

 昌磨は花音からの電話を待っていたようだった。

 そうだろう?

 男だからって、普段、自信満々に見えたって、実のところ、みんな小心者なんだよ、と思いながら、起き上がる。

 帰ってみたら、あの猫が他人に飼われたりしていませんように、と願いながら。