めぐる、めぐる、ヒカリ

その日から一週間近く、私は学校を休んだ。

ママは心を病んでしまったのか泣きも笑いもせず、ベッドから起き上がることもできなくなった。

私はママと一緒にママの実家にお世話になることになった。

多恵さんと離れるのは寂しかったけど、ママの実家は今の家から車で30分くらいのところだから学校にはそのまま通えると言われて、ほっとした。

港区にあるママの実家にはママのお兄さんとその奥さん、小学生の従兄弟達が暮らしていた。
おじいちゃんとおばあちゃんは私がまだ小さい頃に亡くなっていた。


叔父さんの奥さんはママと私に対して迷惑そうな顔を隠しもしなかったけど、叔父さんは私に優しくしてくれた。


「これから色々大変だと思うけど、ママを支えてあげてしっかり頑張るんだよ」

そう言って、励ましてくれた。


だけど、これから何が大変になって、私は何を頑張ったらいいのか、よくわからなかった。