【短編】さよなら恋心 ~私は明日の恋の夢をみる~

「そっ……か
由紀と、か
すごいじゃん
可愛いし、性格もいいし
よかったね」

その時の私の顔は

笑うことができていただろうか?

「まあ昼休み削って来たんだからそんくらいの朗報じゃなきゃねー」

朗報なんかじゃない

「もー、ホントよかった
これで幼なじみとしても一安心だわー」

安心?

安心なんてできるわけがない

「じゃあもうそろそろ教室帰るね
お弁当食べてないし」

「ごめんな
でも嬉しくてさ」

「ハイハイ、惚気は後で聞くから
お弁当食べる時間無くなったらアンタのせいだよ」

お弁当なんて食べる気ない

だけど今はこの場から離れたい