疾風side 来菜を送り出し 俺は、ただ今、校門で煙草を吸ってる。 『あぁーあ。ホントに俺のになればいいのに。』 俺は来菜が女として好きだ。 けど、関係が壊れるのが耐えられなくて 言葉にはしない。 これから先も。 そんな事を思っていたら 聞き覚えのある声がした。 『つかぁ、新1年生に可愛い子いるってー』 『お前、それ目的かよ』 アイツら相変わらずだな。 『よぉ。お前ら。』 俺はそいつらに声をかけた。