『ごめん。来菜。』 『気にしないでよ! これで変な人から話しかけられずに 済むかもなんだから!』 私がそう言うと、 お兄ちゃんは安心したように 笑ってくれる。 『よし!来菜。行ってこい! 俺は車で待ってるから!』 『はぁい!いってきまぁす!』 そう。この時は幸せで仕方なかった。 私を苦しめるカウントダウンが 始まったのだ。 来菜sideend