『えっと、田所 来菜と言います。 助けてくれてありがとうございました。』 私は力を振り絞り立ち上がり 頭を下げた。 すると男は 『田所?お前、、、』 『??』 『いや。なんでもねぇ。』 なんだろう。 そう思ったけど気にしないことにした。 『あの!急いでるのでこれで 失礼しますね! ホント、ありがとうございました!』 私はそう言うとダッシュで 家に帰った。 そう。これが私の人生の歯車が 狂い始めた瞬間だったのだ。