恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》

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待ちに待った週末。

「瀬里」

家まで迎えに来てくれた旬を見て、私は思わずドキッとした。

だって……薄手のVネックのシャツが旬の逞しい身体を際立たせていて、隣にいるだけでドキドキする。

そんな私を見て、旬がニッコリと笑った。

「瀬里……なんか全然雰囲気違うじゃん。可愛いよ」

「そう……かな。ありがと」

やだ、凄く嬉しい。

ここ数日の間、雑誌買い込んで研究して良かった!

髪はコテで毛先をゆるく巻いて、薄くメイクもしたし、マニキュアも完璧。