恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》

ママはタンスの中から下着を引っ張り出しながら、

「ほら、パパって凄く淋しがり屋さんだし、ママが大好きじゃない?」

知らねえよっ!

て言いたいところだけど、パパとママは確かにラブラブだ。

「だからね、ママも付いていこうと思うの」

「あのママ、私は?」

戸惑いを隠せない私にママは、

「三ヶ月くらい瀬里はひとりで平気でしょ?通帳とカードを預けておくから」

「えー……」

三ヶ月間も一人なんて正直嫌だった。

眉を寄せる私にママは、