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「誰だと思う!?」
「顔は見えなかったの?!」
「愛華先輩の話じゃ、雪野先輩の方がベタ惚れって感じだったんだって!ギューッと彼女を抱き締めて、『愛してる』って囁いてたらしいのっ!」
……ブーッ!!
何も飲んでないのに何かを噴き出しそうになり、私は思わず息を飲んだ。
一歩入った教室から、そのままバックで出ていきたい衝動に駆られる。
こ、こ、こ、この会話は、まさか……!
入り口で硬直する私を見て、さっきの会話のど真ん中にいた人物……志帆ちゃんが勢いよく立ち上がった。
「ねえ、瀬里!あんた昨日、部活だったよね?非常階段で雪野先輩見なかった?」
「誰だと思う!?」
「顔は見えなかったの?!」
「愛華先輩の話じゃ、雪野先輩の方がベタ惚れって感じだったんだって!ギューッと彼女を抱き締めて、『愛してる』って囁いてたらしいのっ!」
……ブーッ!!
何も飲んでないのに何かを噴き出しそうになり、私は思わず息を飲んだ。
一歩入った教室から、そのままバックで出ていきたい衝動に駆られる。
こ、こ、こ、この会話は、まさか……!
入り口で硬直する私を見て、さっきの会話のど真ん中にいた人物……志帆ちゃんが勢いよく立ち上がった。
「ねえ、瀬里!あんた昨日、部活だったよね?非常階段で雪野先輩見なかった?」


