恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》

ぎくん!

それは、ダメとか!?

厚かましいことするんじゃねーよっ的な?!

「俺は今から見たいんだ。わかったら黙って付いてこい」

「…は、い………」

がくっ。

やっぱこういうのに不慣れだと、タイミング掴めないよね。

ああ、もうちょいだったのになぁ……。

●●●●●●

車なら、こんなに早く到着しなかったと思う。

私の画が展示されてるギャラリーは、ネオン街として有名な街にあるけど、昼下がりの風景は、さほど毒々しくはなかった。

逆にギャラリーの所在地は、オフィス街よりにあるためか、直線的な建物と計算された緑が配置された、理路整然とした区画に位置していた。

「先輩、ここみたい」