恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》

指がピアスに触れると全身が痺れた。

なに、今の感覚!

ゾクゾクする刺激が、たまらない。

その時、掌が先輩の頬を包み込むように当たって、先輩が身動ぎした。

「瀬里?」

低くて掠れた先輩の声にドキッとしたけど、私はもう自分が止められなかった。

「先輩……」

吸い寄せられるように、私は先輩の耳に唇を寄せた。

「……っ……!」

唇が石だけでなく先輩の耳に当たり、先輩が眼を見開く。

それから先輩は私の手首を掴み、こっちを見据えた。

「瀬里、お前どうしたんだ」