恋した彼は白金狼《プラチナウルフ》

里緒菜先輩が、私と雪野先輩を交互に見つめながら涙声で叫んだ。

どう答えるのかが心配で、私は食い入るように先輩を見つめた。

背中に汗が伝う。

胸がドクンドクンと脈打ち、息が苦しい。

その時、こっちを見た雪野先輩と眼が合い、思わずビクッと身体が震えた。

お互いの視線が絡む。

精悍な頬。

通った鼻筋。

綺麗な眼に男らしい口元。

……そんな、わけない。

私みたいな地味子を、先輩が好きになるはずない。

だって、カッコいい先輩と地味な私じゃ違いすぎるもの。