「なにこれ⁉︎なんで沙羅の住所が出回ってるの?」


「知らないよ。誰の仕業かも
わからないし…」



「とにかく今ここにいるのは危険だから、私の家に行こう!ねっ」



「うん…」




誰かに後をつけられないようにタクシーで行くことなり、真奈美は電話でタクシーを呼んでくれた。



しばらくすると、家の前にタクシーが到着して家を出ようとした時、真奈美が先に出て辺りを確認した。



「大丈夫、誰もいないよ!」



ホッと安心して家を出て、タクシーに乗り込んだ。



そして隣に真奈美が乗り込み、タクシーは発車した。



はやくはやくはやく…!!!



一刻もはやく逃げたく、気持ちは焦り急いでいた。